大会趣旨
弁論のもつ優位性とは何か。それは,送り手(弁士)と受け手(聴衆)とが時間と空間を共有する,密接な関係にあるという点であろう。弁士は聴衆の反応をその場で感じる。聴衆は弁士の主張のみならず,それを伝えんとする熱気と迫力を感じる。全力で表現する弁士と,全力で受けとめ,反応しようとする聴衆とが対峙するとき,初めて両者は言葉を介して一体となり,大きな感動を生む。それゆえ,歴史をも動かす力となりうるのである。
弁論が弁論たるためには,何よりもまずその主張が,心の底から溢れた真摯なものであり,論理的な裏付けがなされていなければならない。その上でさらに,それを聴衆に伝える熱意と表現力がなければならない。論と表現、この両者が結び付いたものこそ「真の弁論」であろう。我々がこの大会において目指すものは,まさに「真の弁論」を送ろうとする弁士と,受けとめようとする聴衆とが出会う場をつくることである。
[第12回桜門杯争奪全日本学生弁論大会 大会趣旨より抜粋]
これは過去の桜門杯の大会趣旨であるが,現在の本大会においてもこの理念は大きく揺らぐことはない。我々はこの理念を継承しつつ,新たな本大会の目的として以下のように定める。
『本大会は,全国の学生が訴えたいと願うものを 心から溢れる叫び として,言葉をもってわかりやすく魅力的に相手に伝達する と共に,批判や感銘がもたらす議論をとおして,互いの理解や知見を深め,さらなる行動へとつなげられる開かれた機会と空間の共有をもって,日本の未来・世界の未来を切り開く人材の養成に寄与することを目的とする。』
以上
本大会の目的に向けて,弁士の皆さんには既存の弁論で取り扱われる分野や文章構成・表現手法にとらわれず,「ユーモア」,「熱意」,「自身の心奥より訴えたい思い」といったものが,より表現され洗練された弁論を聴衆にわかりやすく披露していただきたい。その際,弁論に取り組む着眼点として,ぜひ経済産業省の公表する「社会人基礎力」を弁論の準備作業における調査,原稿作成,討論等で心がけていただき,弁士自身にとっても周りの仲間にとっても弁論作成がより有意義な成果となるように取り組んでいただきたい。さらに聴衆の皆さんには弁士の弁論に真摯に向き合い,弁士の思いを感じ取って,考え,反応してもらいたい。特に質疑応答や野次についてはより簡潔に,鋭く,論を拡げるような有意義なやり取りを期待したい。
本大会が弁士・聴衆にとって有意義な機会と空間となり,今後の各々の発展に寄与することを期待し,第21回桜門杯争奪全日本学生弁論大会を開催する。
弁論が弁論たるためには,何よりもまずその主張が,心の底から溢れた真摯なものであり,論理的な裏付けがなされていなければならない。その上でさらに,それを聴衆に伝える熱意と表現力がなければならない。論と表現、この両者が結び付いたものこそ「真の弁論」であろう。我々がこの大会において目指すものは,まさに「真の弁論」を送ろうとする弁士と,受けとめようとする聴衆とが出会う場をつくることである。
[第12回桜門杯争奪全日本学生弁論大会 大会趣旨より抜粋]
これは過去の桜門杯の大会趣旨であるが,現在の本大会においてもこの理念は大きく揺らぐことはない。我々はこの理念を継承しつつ,新たな本大会の目的として以下のように定める。
『本大会は,全国の学生が訴えたいと願うものを 心から溢れる叫び として,言葉をもってわかりやすく魅力的に相手に伝達する と共に,批判や感銘がもたらす議論をとおして,互いの理解や知見を深め,さらなる行動へとつなげられる開かれた機会と空間の共有をもって,日本の未来・世界の未来を切り開く人材の養成に寄与することを目的とする。』
以上
本大会の目的に向けて,弁士の皆さんには既存の弁論で取り扱われる分野や文章構成・表現手法にとらわれず,「ユーモア」,「熱意」,「自身の心奥より訴えたい思い」といったものが,より表現され洗練された弁論を聴衆にわかりやすく披露していただきたい。その際,弁論に取り組む着眼点として,ぜひ経済産業省の公表する「社会人基礎力」を弁論の準備作業における調査,原稿作成,討論等で心がけていただき,弁士自身にとっても周りの仲間にとっても弁論作成がより有意義な成果となるように取り組んでいただきたい。さらに聴衆の皆さんには弁士の弁論に真摯に向き合い,弁士の思いを感じ取って,考え,反応してもらいたい。特に質疑応答や野次についてはより簡潔に,鋭く,論を拡げるような有意義なやり取りを期待したい。
本大会が弁士・聴衆にとって有意義な機会と空間となり,今後の各々の発展に寄与することを期待し,第21回桜門杯争奪全日本学生弁論大会を開催する。
【桜門杯】大会趣旨.pdf |